海外旅行記録

　時差の少ない国には、できるだけ高齢者になってからと思っていた。家内が何かの買い物で、ニュージーランド旅行の大幅割引の抽選に当選した。それならば行ってみるか、といった極く単純なことで出かけた。当地方で有吊な流通関係の会社が主催したツアーなので、到って気軽な旅であった。

　ニュージーランドの５月は北半球の１１月に相当し、正に秋たけなわの時季で暑からず寒からず、気温的には快適な旅行であった。オークランドから乗り換えて、クライストチャーチに到着した当日は好天に恵まれ、市内全体が公園と言われるだけあって、うらやましい程のクライストチャーチ市内であった。日本全体でなくても、こんな綺麗な落ち着いた雰囲気の市街が到るところで普通になっていればと思った。ただ有吊な大きい教会前の Catheral Square で何かのイベントがあったらしく、広場が紙吹雪の後始末で興趣が削がれた。
　

　総人口７００万人より多いと言われる羊が、あちらこちらで放牧され、のどかな風景を演出していた。一風変わった観光・見学としては、ワイトモの洞窟内の土ほたる・アンゴラ兎の毛刈り？・ヨット内でのクルージング・ディナー/船長が日本のどこから来たかを各人英語で言って欲しい等があった。最大目玉のマウントクック観光が激しい降雨で中止されたのが残念であった。

　　あとがき

　残念であったのは、旅行中眺望のために必要条件の天候に恵まれなかった。特に、期待していたマウントクックの山並みが全く見えず、天候上良でバスの乗り入れも許可されないため、レストランの建屋の一室にあった模型での解説で我慢するしかなかった。全額自前の旅費でなければダメなのだと諦めた。